高血圧は多様な疾患のリスクファクターとして知られるようになりました。特に悪性高血圧と呼ばれる早急な降圧治療を必要とするケースになると臓器の障害を残したり、致命的となるリスクがあるため、それを未然に防ぐ治療を行っていくことが大切になります。
そういった重篤な事態に及ばないためには高血圧の初期から血圧管理を行うことが大切であり、降圧剤としてノルバスクが比較的よく用いられます。ノルバスクの有効性は長く臨床応用されてきていることが物語っており、それゆえに第一選択薬となることが多くなっています。ノルバスクによる血圧管理を行いながら、食事療法や運動療法によって高血圧の根本的な治療を行っていくというのが基本方針であり、ノルバスクそのものには高血圧を直接改善する作用はありません。血圧が正常であるという状態が通常になるように生活を切り替えていかなければ根本的な解決にはならないということに注意が必要なのが高血圧治療です。そのために鍵となるのが食生活の改善であり、野菜の摂取と塩分の削減が重要であるとされています。
坂戸では地元産の野菜の消費を奨励する目的でほうれん草やブロッコリー等の野菜に多く含まれる成分である葉酸に注目した研究が進められてきました。その中心となったのが坂戸市にある女子栄養大学であり、葉酸そのものの特性に関する研究に加え、坂戸産の農産物を利用したメニューの開発や提供を行っています。葉酸は悪性高血圧につながる動脈硬化の予防や悪性高血圧から生じる脳梗塞に対する予防効果があるとされており、こういった形で葉酸の摂取を推奨する取組みは生活習慣病による高リスクの疾患の発症を防ぐことにつながるとして注目されています。